2011年8月16日火曜日

呉越同舟(ごえつどうしゅう)


仲の悪い者同士が一緒に行動すること


『孫子』では、兵法には9つの地があり、9番目のものを”死地”であると言っています。死地といっても、入れば必ず死ぬ場所ということではなく、 逡巡(しゅんじゅん)せずに直ちに戦えば生きる道がある場所です。
兵を死地に置いて戦うことの重要さを説明するために、孫子は呉越同舟の話を用います。
は仇敵(きゅうてき)同士だが、 仮に呉人と越人が同じ舟に乗り合わせ川を渡る場合、強風で今にも舟が転覆しそうになれば、呉人も越人も普段の敵対心を忘れ、 互いに助け合って危機の乗り越えようとする。」
つまり、兵を死地におけば、兵の心を一つに固めることができる、そこが重要だと言っているのです。

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